西プラネット:技術:不良対策情報:熱硬化性材料の成形不良の原因と対策:種類別注意事項:ジアリルフタレート(DAP)樹脂の成形上の注意点及び対策:一般社団法人西日本プラスチック製品工業協会

不良対策情報:熱硬化性材料の成形不良の原因と対策

種類別注意事項

ジアリルフタレート(DAP)樹脂の成形上の注意点及び対策

成形機 成形圧力はフェノール樹脂と比べてやや低く70〜200kg/cm2程度、高周波予熱は効果がある。
予熱温度は80〜100℃。
射出圧力は400〜800kg/cm2
金型 温度140〜170℃(低めがよい)離型性がよくない。
また成形収縮率も小さいので、抜勾配の配慮とクロムメッキをほどこすのが望ましい。
材料 一般に流動性はよいが、硬化速度はフェノール樹脂よりやや速い。
厚肉部品や立上がりのとくに大きい成形品以外はガス抜き操作は省略できる。